マダニ媒介性感染症「SFTS」について
ご存知の方も多いと思われますが、
マダニ感染症[SFTS]: 重症熱性血小板減少症候群 が問題になっております。
マダニは野外に生息しており、全国どこにでもいる外部寄生虫です。公園にも緑道にもいます。
マダニは、動物に寄生したり刺されることで皮膚炎を起こしますが、それとは別に様々なウィルス性疾患を媒介します。
そのうちの1つが「SFTS」と呼ばれる疾患で、
致死率が犬で40% 猫で60% と高く、ここ数年での感染の広がりが問題となっております。
さらに、感染したペットから人への感染(接触感染)が報告されており、人においての致死率は10-30% と高いことも問題となっております。
昨年5月には感染猫を診療した三重県の獣医師がSFTSにより亡くなっております。
以前は主に九州地方や西日本地区に発生しておりましたが、北上しており、2025年10月には都内でも初めて感染者が確認されています。今後さらなる広がりが予想され、注意する必要があります。
マダニは春から増え始め、秋が発生のピークとなります。
一番の対策は、マダニに接触する機会を減らすことです。
ペットのお散歩や外出時はリスクが常にありますが、仮に付着した場合でも予防していることで、自宅までマダニを連れて帰らない可能性が高くなります。
散歩が必要になる犬、外にも出る可能性がある猫に対し、
予防薬(駆除薬でもある)を徹底し、可能であれば 年中投与 (月に1回のものが一般的)をお勧めします。
日常的な予防がとても重要です。予防は愛情です、大切な愛犬、愛猫を守りましょう!
